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耳納山麓浦農産・浦 浩隆さん
| 栽培品目 | 米 | ヒノヒカリ |
| コシヒカリ |
久留米市田主丸町竹野
レッドデータブックで絶滅危惧種に指定され、日本では田主丸町でしか生息が確認されていない淡水魚ヒナモロコ。平成 年、そのヒナモロコを最初に発見したのは、竹野小学校の女の子でした。以来、地域で農村景観を守りながら、環境と共生する農業にも取り組んできた田主丸町で、浦さんは16haの米を栽培しています。
出荷先は3人のグループで出荷しているグリーンコープと、道の駅などの産直物直売所。農薬不使用、牛糞堆肥を使った無化学肥料の米づくりに取り組んできましたが、平成 年には、認定農業者の普通作部会全員でfマークとエコファーマーも取得しました。
「実は5年前に認定農業者の計画を出した時は、父と同じ果樹栽培中心でした」と笑う浦さん。米が柱となったのは、部会の先輩からのコープへの出荷の誘いを受けたことがきっかけでした。消費者との交流や、声、売れ行きは励みとなり、柿畑で始めた試食会などを通じて、そのお米の美味しさは口コミで広がっていきました。
お米の名前は「耳納のふもと」。子どもたちが通う、母校竹野小学校の校歌の歌詞から名付けました。そこには「ヒナモロコがすむ耳納連山のふもと、澄んだ水、澄んだ空気、澄んだ気持ちで農薬、化学肥料を使わず愛情いっぱい育てました」とメッセージが記されています。
カメムシなどの虫食いがある米を選別する高性能精米機を備え、自家精米だからこその品質の高さも「耳納のふもと」の自慢です。土づくり、昼夜を徹した草取りと、16haの農薬不使用の栽培は容易ではありません。農薬、除草剤不使用に取り組み始めた当初は試行錯誤も多く、追いつかない草とりや堆肥の臭いに忠告を受けることもあり、人と違うことをするには忍耐も必要だと思い知らされました。軌道にのってからも、一夜にして台風になぎ倒された年もあります。
それでも、米づくりをやっていて、「お天道様の恵みはすごい」と実感する日々に、3人の子どもたちは全員太陽にまつわる名前です。元気いっぱいに育つ子どもたちに、安全で安心なものを食べてもらいたいという思いあふれた、「耳納のふもと」は、そんな味わいの深いお米です。



