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米野菜農家・鹿毛 智昭さん
| 栽培品目 | 米 | ヒノヒカリ、コシヒカリ、夢つくし、ミルキープリンセス |
| 野菜 | ホウレン草、ニンジン、ニンニク、ナス |
久留米市田主丸町菅原1380
TEL 0943-72-0747 FAX 0943-72-1137
グリーンコープ設立初期から出荷している「中村グループ」の一員として、地元の有機農業の大きな機動力となっている鹿毛智昭さん。始まりは奥さんの実家を継いでの植木農家でしたが、昭和50年代、演歌のヒットで大人気となったサザンカの害虫防除のために使わざるを得ない農薬の多さに疑問をもったといいます。ブームが過ぎ去ると、一気に値崩れし、丹精こめて育てた植木を焚き物にするしかなかった経験も手伝って、農薬と除草剤不使用、無化学肥料をつらぬく米づくりへ。最初の3年は雑草との戦いで、試行錯誤の中、収穫ゼロに近い経験も味わったといいます。
這うようにしてとり続けなければ、次々に生えてくる草を前に、もともとバイクとメカ好きの血は騒ぎました。古い機械を分解し修理するだけでなく、田植機の後ろにアタッチメントでつけるオリジナルの除草機を開発。農業倉庫は歴代のバイクとオリジナルデザインの「格好いい」農機具が並び、さながら工房のようです。廃棄寸前の乾燥機を引き取り基盤の交換でよみがえらせたり、数十年修理して農機具を使い続けるなど、「無駄なお金をかけず、あるものを活かさんと」という鹿毛さんの精神は、土づくりにも共通しています。
どうせやるのなら堆肥からと、堆肥舎を建て、地元の土着菌と近くの畜産場から出る藁と馬糞が混ざった厩敷を活用した堆肥づくりを始めたのは20数年前。タイヤショベルで切り返すと、高い時で70度にもなる発酵途中の堆肥からは、もうもうと湯気が立ち上ります。難しい水分調整など、すべては長年の勘。1年かけて完熟させる堆肥は300トンにもおよび、臭いもなく、さらさらとしています。まさに鹿毛さんの米や野菜の生命力の素です。
耳納連山を見渡す7haの水田と5haの野菜畑は、手入れの丁寧さを物語る美しさです。人参は、人参ぎらいも驚くという甘みと、香り。会員との交流の場も多いグリーンコープでは、購買する側の声がダイレクトに届きます。その分、評価もシビア。何十年と、本当に安心で安全なもの、そして何より美味しいものを食卓に送り続けている実績は、信頼の証です。
「好きとこだわり」に満ちた鹿毛さんがつくる米と野菜の生命力は、まさに鹿毛さんそのもの。そのパッケージには「私達の手で自然をけがしてはならない。農薬、除草剤を一切使わず、土づくりに力を注ぎ、心をこめて作った野菜たち」のメッセージ。袋に印刷されたその髭の風貌のイラストは、まるかじりできる美味しさと安全の目印です。



