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みやま農園・倉富 信隆さん
| 栽培品目 | モモ | 反田ネクタリン |
| 柿 | 富有、松本早生、早秋、太秋 | |
| 植木 | ミヤマキリシマ |
久留米市田主丸町森部715
TEL 0943-72-0724
FAX 0943-72-0168
http://ww2.tiki.ne.jp/~miyama/
「みやま農園」は、2.3haの柿栽培とともに、ミヤマキリシマの品種改良も手がける歴史ある農園です。
19年前、大学を卒業と同時に、日本でも屈指の山梨の果樹農家に研修に入った信隆さんは、そこのオリジナル品種である「反田ネクタリン」と出会い、その味わいに衝撃を受けました。ハートを思わせる形の、美しく赤い果実。皮ごとまるかじりすると、口の中に広がるほのかな酸味と豊かな甘み。白桃とネクタリンの長所だけを受け継いだ天才果実とでもいうべきそのネクタリンに、有名百貨店からの注文が引きも切らない風景に、信隆さんはその栽培を決意します。
しかし、反田ネクタリンは栽培が極端に難しく、山梨を出る時には雨と風の多い九州での栽培は無理との宣告。植え付けて3年は「趣味の園芸ですか」とまで揶揄されたほど、失敗の連続でした。
結果がわかるのは1年に一度。さらに、色づきのために袋をはずすタイミングを間違えば、本来なら白から美しい赤へと変わる色も、緑から赤となると、にごった色合いとなります。それはまるで、キャンパスに絵を描くがごとく、まさに芸術作品を生み出す境地でした。
食べた人の声に、手応えを感じ始めたのは5年ほどたった頃。その希少価値と美味しさが伝わり、以降、注文完売が続いています。アイスクリームも誕生し、そのさわやかな甘さは道の駅でも人気です。
昨今、果物ばなれが囁かれていますが、特に柿などは旬先取りという市場の中で早ちぎりの傾向があるために、「果物の本当の旬の美味しさを、伝えきれていないのでは」と話す信隆さん。観光柿狩りと産直を半世紀前からはじめていた田主丸では、旬を見極める力が養われていると言います。色を見極め、熟れ時期を見極める眼。温暖化による微妙な変化にも負けない眼。
その審美眼でお客様も増え、ネクタリンの栽培面積も今年から倍となりました。困難ながら、西日本で唯一という栽培に挑戦し続ける信隆さん。農のソムリエともいうべきこだわりで、旬の美味しさを追い求める、気鋭の農業後継者です。



