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中繁農園・中野 偉人さん
| 栽培品目 | 野菜 | チンゲン菜 |
久留米市田主丸町石垣764-1
TEL/FAX 0943-73-2123
Mobile 090-8298-1190
巨峰開植の地である田主丸で可能性を追い求め、柿から巨峰へと挑戦し、観光農園を営んでいた中野偉人さんの父博行さん。しかし、巨峰という1年に一度の実りに賭ける農業から、日々出荷できる野菜栽培へと再び挑戦したのは 年前のことでした。まだ地域で例のない、ハウスによるチンゲン菜の栽培。中国野菜という、当時はまだなじみのうすい野菜でしたが、背後に連なる耳納連山の伏流水で育ったチンゲン菜の甘くピュアな味わいは評判となり、1品目ながら契約栽培面積は86a、16棟に及んでいます。
今、その畑に立つのは息子である偉人(たけと)さん。高校、大学と農業の道を歩み、その卒業と就農を直前にして思い半ばで亡くなられた博行さんの跡を継ぎ、減農薬、減化学肥料栽培に取り組んでいます。こだわりの肥料は、鹿児島の競走馬の馬糞堆肥。厩舎の衛生管理が厳しい競走馬の馬糞は上質で、芽立ちが違うとか。よりいいチンゲン菜をつくるため、時には列ごとに栽培条件を変え、葉の色、味など、そのごくわずかな違いをつかみ取ります。「小さな種から最初に出た豆葉が、出荷の時も残っている、そんなチンゲン菜をつくりたい」。それは、野菜農家にとって究極の目標であり、新たな挑戦です。
チンゲン菜は炒め物など油との相性もさることながら、みそ汁の具など和食にもあう万能野菜。葉ものの少ない季節を、その緑で彩ります。特に煮込んだときのとろりとした食感は、厚みのあるチンゲン菜ならではの美味しさという、偉人さん。多くの人に味わってもらいたいと、365日、ほぼ休むことなく出荷は続きます。
「チンゲン菜1品目だからこそ」という偉人さんですが、その観察眼と、たゆまない努力で、先代からのバイヤーと、その先にいる生活者の信頼に応えてきました。「教えてはもらえませんでしたが、いつか父をこえたいと思います」。その夢をのせ、美しいチンゲン菜が、今日もみのうの麓から出荷されていきます。



