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保坂 鉄雄さん、政子さん、輝雄さん
| 栽培品目 | 米 | ヒノヒカリ、ユメツクシ、うるち米、赤米、黒米 |
| 麦 | チクゴイズミ、ミナミノカオリ | |
| 大豆 | フクユタカ、黒大豆 |
久留米市田主丸町八幡127
TEL/FAX 0943-72-0548
息子の輝雄さんと二世代で米麦を栽培する保坂鉄雄さんは、栽培した米や小麦はもとより、オリジナルの加工品も販売する農家です。
小ロットで製粉してくれる工場との出会いもあって生まれた「輝ちゃん自家栽培小麦粉」。地元大手製粉会社の一日の製粉量は330t。田主丸町のカントリーの二日分にもあたるその量の多さに、15haで自分たちが栽培する麦がどんなにわずかなものであるか、空しさを覚えたことがきっかけでした。
政子さん自ら焼いて振る舞うパンは、小麦の滋味豊かな味わいがあり、特にピザ生地は大好評。趣味でパンを焼く女性たちに口コミで広がり、遠くからも注文が寄せられるようになりました。
昨年は近所にある製麺工場と一緒に、ラーメンやうどんへの加工にも挑戦しました。通常メーカー品であれば、品質が一定となるよう粉をブレンドし、安定した麺製品をつくるのが当たり前の世界ですが、地粉は、年によってできも違います。
パッケージのゆで時間の表示を書き直しながら「これもお客さんから、今年のは1分のばした方がいいごたるといわれてですね。それでも安心して食べられるからと言ってもらいよります」と鉄雄さん。「バリカタ(超硬麺)でいいという方もおるですよ」と笑う政子さん。そこには、規格品とは違うことを承知で買ってくださる方との、おおらかな関係があります。
のびにくいなどの個性をつかみ、鍋用にとすすめてよろこばれるなど、試行錯誤の中で思わぬ発見もありました。ミナミノカオリは、特に郷土料理のだご汁に使うと溶けにくく二日目が美味しいことから、ならばとできたのは、地元の野菜を使った水餃子。
「輝ちゃん小麦粉」に「輝ちゃんらーめん」、「三穀玄米」と、米も麦も付加価値をつけ、先を行きます。しかし、何よりそれらが売れているのは、自分たちが栽培した小麦でできたものを、食べてもらう人へと手渡すことに喜びを感じている保坂さんご家族の笑顔ゆえ。今後の「輝ちゃん」ブランドの展開に、どうぞご注目ください。



